2011年9月1日木曜日

ホクレアって

ホクレアのことを知ったのは、
恥ずかしながら、つい最近のこと。

コンパスも海図もGPSもエンジンも使わない、
ハワイの伝統航海を受け継いだ船。
釘一本も使わず、すべてのパーツが紐でつながれた船。ホクレア。

そのホクレアという存在を教えてくれたのが、
土佐山アカデミースタッフの内野加奈子さん。

今日ようやく、彼女が書いた本を読んだ。














わたしは彼女が見てきた星の1割も見ていない。
たぶん、一生かけても彼女が見た星の数には及ばない。

だけど、ひとたび本をめくれば、
すでにホクレアクルーの一員になってしまっている自分がいる。

そこには彼女が体験してきた大海原が広がっていて、
空には輝く星が瞬いている。
台風だっておこるし、
風が吹かなくて大海原の真ん中で立ち往生してしまう日もある。

大自然と調和し、伝統を守り続けるスピリットに触れることもできる。
この一冊の本を通じて、そんな素晴らしい体験を感じることができた。

ホクレアにとっての、初の日本航海を無事完遂した彼女たち。
きっと選ばれて、そこに存在していたのだと思う。

そして、私たちも選ばれて、今ここに・この瞬間に存在しているのだ。
そんなことを考えながら、この本を読ませていただいた。

ありがとう。
いい本に出会いました。

内野加奈子さんのオフィシャルブログ http://kanauchi.exblog.jp/



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