ホクレアのことを知ったのは、
恥ずかしながら、つい最近のこと。
コンパスも海図もGPSもエンジンも使わない、
ハワイの伝統航海を受け継いだ船。
釘一本も使わず、すべてのパーツが紐でつながれた船。ホクレア。
そのホクレアという存在を教えてくれたのが、
土佐山アカデミースタッフの内野加奈子さん。
今日ようやく、彼女が書いた本を読んだ。
わたしは彼女が見てきた星の1割も見ていない。
たぶん、一生かけても彼女が見た星の数には及ばない。
だけど、ひとたび本をめくれば、
すでにホクレアクルーの一員になってしまっている自分がいる。
そこには彼女が体験してきた大海原が広がっていて、
空には輝く星が瞬いている。
台風だっておこるし、
風が吹かなくて大海原の真ん中で立ち往生してしまう日もある。
大自然と調和し、伝統を守り続けるスピリットに触れることもできる。
この一冊の本を通じて、そんな素晴らしい体験を感じることができた。
ホクレアにとっての、初の日本航海を無事完遂した彼女たち。
きっと選ばれて、そこに存在していたのだと思う。
そして、私たちも選ばれて、今ここに・この瞬間に存在しているのだ。
そんなことを考えながら、この本を読ませていただいた。
ありがとう。
いい本に出会いました。
内野加奈子さんのオフィシャルブログ http://kanauchi.exblog.jp/
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